視力が落ちたのは病気のせいかもしれません!
視力が落ちたのは近視や乱視のせいでも、検査で緑内障などの病気がみつかることもあります。
メガネやさんへ直接行かないで、眼科で検査を受けた上でメガネの処方箋を貰ってから行きましょう。
小学校低学年で0.5、高学年以上では0.7以下に視力が落ちてくると、教室の後方の席から黒板の字がしっかり見えなくなります。
子どもが見えると言っていても、目を細めて見ていたり、読み取るのに時間がかかっていたりしているはずです。
これ以下に視力が落ちてきたら、メガネをかけさせることを考えてください。
45歳くらいを過ぎると老眼が入ってきます。
老眼は、調節力という見る距離によってピントを合わせる力が衰えてくるためにおこります。
カメラに例えるとオートフォーカスだったのが固定焦点になるため、見る距離によりレンズを換えなければいけないということです。
どのような老眼鏡が必要かは、そのひとがもともと正視であるか、近視や遠視、乱視の強さがどれくらいかによって変わってきます。
遠方を見るとき、中間を見るとき、近くを見るときといちいちメガネを換えるのはたいへんなので、遠近両用ネガネといって、レンズの上から下へ徐々に度が変わる累進焦点レンズが便利ですが、今までメガネをかけたことがない人は慣れにくいようです。
同様なレンズですがデスクワークに向く中近用メガネもあります。
どちらにしても老眼が入ってくると、ひとつのメガネで全ての場合に満足出来るというわけにはいかなくなります。
何に一番不自由しているのか、車の運転、新聞を読む時、仕事はどんな仕事か、パソコンはよく使うのか、細かい手仕事の趣味なのか、少し離れた楽譜を見たい、碁や将棋の時使いたい、などなど。
仕事の種類や使い方、見たいものの大きさや距離によって必要なメガネは変わってきます。
当院では患者さんからこれらのことをよく聞いてメガネの処方を行っております。処方箋をもってネガネ屋さんで作っていただきますが、時には、出来上がったネガネが合わなくて作り直してもらうこともあります。ほとんどのメガネ屋さんに、最低3か月の無料保証期間がありますので、ご相談ください。
中高年の方のメガネの処方にはけっこう時間がかります。
時間の余裕をもって来院してください。
斜視や弱視治療のためのメガネ購入には健康保険からお金がでます!
斜視があったり、生まれつき遠視や乱視が強くてそのために弱視になっている子どもは遅くとも小学校1年生くらいまでにメガネをかけて訓練しないと視力が出ないままになってしまいます。
治療のためにメガネが必要なので、購入費用が健康保険から出ます(限度額あり)。
医師の処方箋(診断書)とメガネの領収書をもって、国民健康保険の人は市町村へ、会社の保険の人は勤務先へ申請します。あとばらいです。