天王コンタクトレンズセンター
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むろや眼科におけるコンタクトレンズ処方について

むろや眼科におけるコンタクトレンズ処方について

コンタクトレンズは眼の角膜に直接のせて使います。

ここがネガネと大きく違うところで、使い方によっては角膜に障害を与えたり、正しく使っていてもいろいろな合併症をおこすことがあります。

したがって、コンタクトをはじめて買う時はまず、コンタクトが装用できる眼かどうかを眼科できちんと検査を受けましょう。

涙の出が非常に少ない人やアレルギー性結膜炎のひどい人はコンタクトをあきらめてもらう時もあります。

また、コンタクトの種類がいろいろあります。どういうものがいいかは、そのひとの眼の状態や生活習慣、どういう時に使いたいかなどをよく聞いて決めます。

そして、コンタクトを装用することで起こりうる合併症について説明し、そういうことにならないために使い方の注意や普段の手入れの仕方などを説明します。

検査結果からコンタクトの種類、材質、サイズ、度などをあわせ決定します。

初めて使う人には、眼への入れ方、出し方、手入れの仕方などを指導します。

コンタクトレンズの販売は併設の天王コンタクトレンズセンターでおこないます。

コンタクトレンズの販売は併設の天王コンタクトレンズセンターでおこないます。

ワンデイアキュビュートゥルーアイ以外のレンズは注文取り寄せになります。

メーカーにレンズを注文して翌日から数日で当院に届きますので受けとりにきていただきます。

シリコンハイドロゲルソフトコンタクトレンズの案内

現在ソフトコンタクトレンズの一番新しい素材はシリコンハイドロゲルというもので、2週間交換タイプのものは、ほとんどこのタイプのものになっています。ワンデイタイプはまだ限られたものしかありませんが、徐々に増えてくるでしょう。

シリコンハイドロゲル素材のものは、従来のハイドロゲル素材のものに比べ、 ハードコンタクトレンズに近い高い酸素透過性があり、乾燥感も抑えられるという特徴があります。

当院でも、最近の処方レンズはほとんどこのタイプのものです。そのため、以前はよく見られた、角膜の酸素不足による異常が最近はほとんど見られなくなりました。

ネットや量販店でカラーコンタクトを購入、使用していてトラブルが起き、受診される方をみると、かなり角膜が慢性的に酸素不足状態とみられることが多いです。カラーコンタクトはまだかなり素材がよくないものが使われているようです。

遠近両用コンタクトレンズについて

40歳を過ぎると、老眼が始まってきます。

近視や乱視があって若い頃からコンタクトを使ってきた方は、 コンタクトをはめたままだと細かい字がよみづらくなってきます。

コンタクトをはずせば見えますが、 メガネと違っていちいちコンタクトをはずすわけにはいきません。

そういう方のために、各社から遠近両用のハードコンタクトレンズやソフトコンタクトレンズが発売されています。

しかし、メガネと違って、遠近とも満足できる視力が得られることは少なく、7~8割の見え方でがまんできる方しか 使えません。

またレンズの種類によって見え方が違い、人によってどのレンズが合うかは はめてみないとわかりません。


コンタクトレンズ装用のトラブル

角膜に傷がついた

コンタクトレンズが欠けたり破れていたり、レンズと黒目の間にごみがはさまっていたりすると、機械的にこすれることで角膜に傷がつきます。

傷に黴菌が付いたりしなければ、コンタクトを休むことで数日で治ります。

角膜に黴菌が付いた

角膜のわずかな傷に細菌、かび、アメーバなどの病原体が付着して炎症をおこし、早く治療をしないとひどくなり、入院治療や角膜移植が必要になる時もあります。

主にソフトコンタクトが原因でおこり、コンタクトの手入れや、保存に問題があることが多いです。

コンタクトが原因のアレルギー性結膜炎

毎日使い捨て以外のソフトコンタクトをある程度長く使っているとおこってくることがあります。

コンタクトに入り込んだタンパク汚れが原因で、毎日のこすり洗いが大事です。

充血やめやに、異物感、コンタクトが上にずれるようになるなどの症状がでます。

コンタクトが原因なので、コンタクトを休めば症状は軽快します。

コンタクトをすると目が乾く

特にソフトコンタクトは涙を吸収して表面から蒸発させますので、乾燥感は出やすくなります。

パソコンに向かったりすると瞬きの回数も減るのでよけいです。

人工涙液の点眼を使ったり、冷暖房を控えて室内が乾きすぎないようにしましょう。

このようにコンタクトを使っているといろいろなトラブルが起こることがあります。
コンタクトをしていて異常を感じたら早めに眼科に受診しましょう。

自己判断は禁物です。

コンタクトレンズについてよくある質問

Q メガネとコンタクト、どちらがいいですか?

A: 視力矯正の基本はメガネです。

コンタクトを希望される方も、必ず0.7以上見えるメガネを持った上で作ってください。
理由はメガネとコンタクトとどっちが角膜にやさしいかといったら
(コマーシャルでは目にやさしいコンタクトと宣伝していますが)当然メガネだからです。

角膜は空気中の酸素を取り込んで呼吸しているのでコンタクトで覆えば当然負担がかかります。

家に帰った後や、休日はメガネで過ごしてください。

2つめの理由はコンタクトを使っていれば多かれ少なかれ必ずトラブルが生じます。
その時はしばらくコンタクトを装用することはできなくなります。
メガネがなければ当然困ってしまいます。

特に社会人の人でよくありますが、トラブルが生じコンタクトの装用を禁じると
メガネがないし仕事や車の運転ができないから困るとおっしゃる
そんな事言われても私も困るんですけど。

ハードコンタクトとソフトコンタクトとどちらがいいですか?

A: どちらにも長所と短所があります。

角膜など眼にとっていいのはハードです。

ハードはサイズが小さいし目の中でよく動くので角膜への酸素の供給がよく、
またソフトに比べ黴菌がつきにくいので角膜感染症など重症な合併症は少ないです。
乱視の強い人はハードのほうがよく見えます。

しかし最初、異物感に慣れるまでに少し時間がかかります。
またずれたり落ちたりしやすいので、激しいスポーツには不向きです。

ソフトの長所は最初から痛くない、ずれたり落ちたりしにくいということです。
さらに今は使い捨てレンズがあるということだと思います。

ソフトの最大の欠点は細菌、かび類、アメーバなどの黴菌がつきやすいことです。
これらの黴菌が角膜の小さな傷に入り込み角膜潰瘍という重い合併症をおこし、
最悪、角膜移植が必要になる時もあります。

そうならないためには使用法、手入れの仕方をきちんと守ることが大事です。
毎日使い捨てのレンズはこのような心配がほとんどなくなりお勧めですが、コストが高くなるのが難点です。

コンタクトレンズの検査や処方には保険が使えますか?

A: 保険が使えます。

診察料と検査料あわせて、初診の方は1,460円、再診の方は820円です。(3割負担)

コンタクトはその場でうけとれますか?

A: レンズは注文取り寄せになりますので、早ければ翌日、休日が入ると2~3日後になります。


取り扱いコンタクトレンズについて